プロジェクトリーダー、ユニット長、マネージャ―の立場では、それぞれ苦労や達成感も異なります。プロジェクトリーダーはお客さまとの距離が一番近いため、実務面の調整で苦労することがあります。反面、信頼関係を築きやすく、プロジェクト異動の際にお客さまから花束やお手紙と共に労いの言葉をいただくこともあります。ユニット長は、業務内容が違う全く別のプロジェクトを複数件、遠隔でマネジメントするのが難しいですね。達成感を感じるのは、自分のチームのプロジェクトリーダーがお客さまから褒められたとき。努力が実を結び結果が出るというストーリーを見ているので、自分の子供が褒められたときのように嬉しいです。マネージャ―はより多くのプロジェクトとメンバーを見るため、優先順位をつけながら、問題の本質を瞬時に見分ける難しさがあります。ですが、経営に近くなるため、より事業の成長を実感しやすく、実現できることの幅も広がるというメリットもあります。

人材サービス業界としても、BPOは成長を続けていますが、パーソルビジネスプロセスデザインのBPO事業の成長率はこの10年ほどで目覚ましい事業成長を遂げています。業務の一部を外部企業に委託することで、お客さまは別の業務に集中できるなど、BPOはビジネスとして定着していくでしょう。特に今後10年間は、かなり広がると感じています。